公務員試験_受験体験記

公務員試験&行政書士の対策法まとめ

併願としての国家総合職試験

こんにちは。
今回は、国家総合職を併願受験するべきかについて書いていきたいと思います。併願なので他の試験種を第一志望にしている人が対象になります。結論から言うと、私は国家総合職試験は受験していません。

 

1.メリット

 

 ①一早く本番を体験できる
もはや行政主催の無料模擬試験です。

②時事・経済事情の傾向が分かる
行政がどこを問題にしたいのかが分かります。実際に他の試験と被った問題があった気がします。

③国家一般職の予想問題になる
国総で出た問題(特に法律系)がその年の国家一般職でも出やすい傾向があるみたいです。

④筆記通過すれば面接練習できる
筆記に通ればどの試験種の面接よりも先に人事院面接が受けられます。

⑤上手くいけば官僚になれる
最終合格→官庁訪問をクリアすれば官僚になれます。キャリア組です。カッコイイです。

 

2.私が国家総合職を受けなかった理由

 

私は上記のようなメリットを学内講座の先生に教えられ受験を勧められましたが、結局申し込みをしませんでした。なぜなら、それらがそこまでメリットに感じなかったからです。

①に関しては、2〜3月に受験した模試で足りると思いました。模試の時から朝の行動〜試験終了まで本番を意識していたため、わざわざ国総を受ける必要を感じませんでした。

②に関しては、国総の問題はその日の夜にはネットにあげられるのでそこで確認すれば足りると思いました。去年は予備校講師が全文アップしてましたし、最悪Twitterの友人経由で手に入ります。わざわざ丸一日かけて問題をもらいに行く必要はないと思いました。

③に関しては、国総と国家一般職で同じ問題が出題されかつ自分が知らない問題であることはほぼ無いだろうと思いました。まず、問題が被るのは2〜3年に一回らしく今年被りが出るかは分かりません。仮に被ったとしても、その問題が「尊属殺規定は違憲か否か」みたいな基礎問題だったら被らなくても解けるしメリットがありません。そんな低確率の事象のために、わざわざ丸一日かける必要は無いと思いました。

④に関しては、面接がある5〜6月は国家系の筆記対策に忙しいため、本名面接のための面接に時間を割く余裕は無いと思いました。春の段階で友人と軽い模擬面接をやっていたのでそれで足りると思いました。

⑤に関しては、まぁなれないだろうと思いました笑。そもそも自分は性格的に官僚に向いていません。漠然とした憧れだけで近づいていい職業ではありません。奇跡的に内々定まで辿り着けたとしても、おそらく辞退していたと思います。また、受験してないので感覚でしか言えませんが、最終合格よりも官庁訪問の方が難しいです。何度か政策研究のために総合職説明会に参加したのですが、参加している受験生は旧帝大(1/3が東大)がマジョリティーであり、質疑応答の様子から就活生としても優秀でした。仮に最終合格しても5日間にわたる官庁訪問の勝率は数%だろうと思いました。高確率で官庁訪問で敗退し奇跡的に内々定を得られても辞退するんだったら受ける必要はありません。

 

以上のような理由から、私は国家総合職を受験しませんでした。また、試験結果に一喜一憂してしまう性格だったので時間を無駄にしないためという理由もありました。筆記の自己採点・一次結果・論文試験・面接・最終合格発表と一喜一憂できるタイミングが沢山あります笑。これらに気を取られてしまうと他の試験対策に影響しかねません。

長々と書きましたが、結局は本人が必要だと思ったら受験すべきです。今年は新型肺炎の影響で模試の会場受験が出来なかったりしたため、①のために受験するのはありだと思います。検討する際には受験会場での濃厚接触も考慮しなければいけないので大変ですが。また、官庁訪問を突破する自信がある方はもちろん挑戦して下さい。そして、上記メリットを殺さないよう工夫するのも一つの手です。

 

以上で終わります。

ご覧頂きありがとうございました。