公務員試験_受験体験記

公務員試験&行政書士の対策法まとめ

特別区(面接再現)

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こんにちは。

今回は、特別区人事院面接の面接再現を書いていきたいと思います。特別区の面接は、受験直後に不合格だと確信したほど失敗でした。実際、択一8割越えで論文も書けたのに、下位20%合格だったので、面接は足切り点数より少し高いくらいだったのだと思います。
質問事項はメモしていたので正確ですが、自分の回答は記録しておらず不正確なので、そこをご理解の上ご覧ください。

ESに沿って質問をしているので以下の記事を参照することをお勧めします。

tomies.hatenablog.com

 

1.面接官の印象

 

・中央
50歳前後の男性
最初は笑顔だったが、3分プレゼンから厳しい表情になった。

・右側
50歳前後の女性
最初から最後まで頷きながら聞いてくれた。

・左側
40歳前後の男性
入室時から下を向いており、ずっとダルそうにしていた。

 

2.面接再現

 

⑴中央の男性 ES⑴・プレゼンについて

 

・どこから来られたんですか?
→〇〇の××市から来ました。

・へ〜××市は何線でしたっけ?
→△△線です。◻︎◻︎駅から〇〇線に乗り換えて蒲田に来ました。

・蒲田は初めてですか?
→いいえ、××の用事で何度か来たことがあります。

・そうですか。それでは3分お願いします。
→割愛。準備していた通りにプレゼンできました。聞き取りやすいよう丁寧に、面接官の目を見ながら話しました。プレゼン内容は自分も満足しており、また、複数人に添削してもらい高評価を頂いていました。しかし、以下で分かる通りプレゼンの内容を全く理解されていなかったので、もしかしたら分かりづらいものだったのかもしれません。

・ひとり親支援は特別区ではやってないよね?
→え、いえ、多くの区で実施しているはずです。(まさか政策の存在自体を否定されるとは思っておらず、焦って返答する。)

・例えばどんな仕事がしたいの?
→ひとり親世帯が自立できるように、親の就労支援や子供の居場所づくりに取り組みたいと考えています。(プレゼンではっきり言ったはずなのに再度聞かれて不安になる)

・あ〜子供の居場所づくりね!なるほど!
(ひとり親家庭の支援なのに子供の居場所づくりだけに食い付かれてしまう)

・両親そろった貧困家庭の子供は支援しないってことなの?(厳しい表情)
→いえ、そんなつもりではありません。自身の経験やひとり親世帯が"貧困の連鎖"に大きく影響してる現状から、貧困家庭のなかでも特にひとり親世帯の支援に取り組みたい、という意味で発言しました。差別的な意図があったわけではありません。(おそらく、子供の居場所づくりをひとり親の子限定で実施するという意味で捉えられてしまったため、このような食い違いが起こったのだと思います。当時の自分はなぜこんなにも会話が噛み合わないのか理解できず、ただただ焦っていました。)

・プレゼンで「誰もが希望を持てるまち」と言っていたけど、これもひとり親支援だけじゃ実現できないよね?
→はい。高齢者支援や障害者支援など様々な層に対する支援があって初めて実現できるものだと考えています。私はその一部であるひとり親支援に取り組み、誰もが希望を持てるまちの実現に貢献したいです。(なぜこんなにも否定的に捉えられるのか理解できなかった。)

・私からは以上です。(不満そうに首を傾げながら)
(この時点で不合格を確信しました。この事故は、面接官にひとり親支援に対する知見が一切なかったこと、自分がその事態を把握し分かり易い説明をできなかったことの2つが原因で起こったのだと思います。)

⑵右側の女性 ES⑵について

 

・なぜアルバイトを始めたのか
→割愛

・役職にはついていたか
→はい。新人の教育係を任されていました。

・任された時にどう思いましたか?
→とても嬉しかったです。自分が先輩に教えてもらったように、分かりやすい教育をしていきたいと思いました。

・ESに書いてある改善策を詳しく教えてもらえますか?
→はい。私の店舗では、会社が設定する15分という提供時間目安よりも早い12分を目安にしていました。人手不足の現状では、この目安を維持しながら新人の教育をすることは難しいと考え、一時的に会社設定の15分に戻すことを提案しました。

・なるほど、そういうことだったのね。改善の提案をした時に従業員同士で対立はしませんでしたか?
→12分の設定に拘っていた店長やウェイターの人に最初は反対されてしまいました。

・それをどうやって説得したの?
→本来マンツーマンで教育しなければいけないのに1人だけで2人の教育をしている現状や、このままでは一向に新人が成長できず料理の質や提供時間に影響しかねないことを伝えました。また、最悪新人が辞めてしまい、今以上の人員不足に繋がる可能性があると伝えました。一筋縄ではいきませんでしたが、最終的には納得してもらえました。

・新人の性格に合わせた教育は具体的にどんなことをしたの?
→1人は理解が遅い子だったので、言葉で教えるだけでなく何度か一緒に調理表を見ながら作ったり、なぜその作業が必要か理由を教えることで、覚えやすくしました。もう1人は楽しみながらの方が仕事が早い子だったので、業務前や休憩時間に高校時代の話をしたり声かけをすることで気持ちを高めるようにしていました。

・ここでの経験を特別区職員としてどう活かしますか?
→この経験から、相手の立場を理解しそれに応じた対応をする力が身につきました。区役所は子どもから高齢者まで様々な人と接する機会が多いので、この力を生かしそれぞれのニーズに応じた対応をしていきたいです。

・話が変わりますが、もし職場で隣の課が仕事を溜めていたらあなたはどうしますか?
→自分の仕事の進捗によりますが出来る限り手伝います。もちろん自分にできないものもあると思うので不要に手を出すことはしません。(普通に、手伝える仕事を相手に聞くと言えばよかった)

⑶左側の男性 ES⑶について

 

・合宿に向けて目標はありましたか?
割愛

・役員以外の団体メンバーには仕事を頼まなかったのですか?
→頼みませんでした。私の団体では、任された役員のみで仕事を行い、他のメンバーには頼まないというのが普通で、伝統のようなものになっていました。任期を終えてからそのことに気付き、素直に他のメンバーにも仕事を振るべきだったと反省しました。

・役員の引き継ぎで工夫したことは?
→実際に仕事をして疑問に感じたことを全て解消するようにしました。具体的には、(割愛)

・リーダーシップはありますか?
→はい、あります。高校時代の部活や団体での役員等、メンバーの上に立ち周りを巻き込む行動をしてきた経験があります。

・話が変わりますが、地域コミュニティの希薄化はどう解決すべきだと考えますか?
→…。少しお時間頂けないでしょうか?

・どうぞお考えください。
→お時間頂きありがとうございました。例えば子ども食堂等の子どもから高齢者まで様々な世代が参加できる居場所を作っていくことが必要だと思います。(基本的な質問であるのに時間をもらった挙句、なかなか稚拙な回答をしてしまいました。)

⑷中央の男性

 

・地元の市役所は受けないの?
→受験は検討中です。申込が特別区の最終合格後でも間に合うので、特別区結果次第で申し込もうと思っています。特別区が第一志望のため、合格していたら申し込みません。(市役所を受けるつもりは全くなかったが、基礎自治体への関心を疑われると思い検討中と回答した。)

特別区単願なんですか?
→第一志望ですが、他にもいくつか公務員試験を併願しています。

・そっか。本日は以上で終わります。

 

以上で面接再現は終わりです。⑵⑶の面接官で手応えがあっただけに、⑴の面接官での失敗が悔しかったです。泣きながら帰りました。

最後までご覧頂きありがとうございました。