公務員試験_受験体験記

公務員試験&行政書士の対策法まとめ

国家一般職(筆記試験)

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霞が関の夜景(残業)


こんにちは。

今回は国家公務員一般職の筆記試験について書いていこうと思います。国家一般は、筆記重視のため、ボーダー越えでなく高得点を狙うべき試験です。そんな筆記試験を自分がどのように受験したのか、当日の流れ・解いた感想・対策の順で書いていきます。

結果
択一式 59/80 傾斜92 (教養26,専門33)
論文 評価4

 

1.会場

 

芝浦工業大学

いつも通り朝4時台に起き2時間かけて会場へ。最寄駅から芝大までが遠く20分近くかかりました。毎週の早起きでイライラしていたため、会場のベンチで「速攻の時事」を読んでる受験生を見て、国家なんだから専門確認した方が費用対効果高いだろアホがとか思ってました。本当にクズですね。

 

2.スケジュール

 

・受付 8:30〜
・教養 9:00〜11:20
(休憩)
・専門   12:25〜15:25
(休憩)
・論文 16:00〜17:00

 

3.教養試験(解いた順)

 

教養は難しめではありましたが、今年の国家専門に比べれば解きやすかった気がします。5割取れればと思っていましたが6割越えを達成できました。

⑴知識分野 8/13 (15分)
例によって知識分野から解答しました。時事は難しかったですが勉強していれば取れる問題だったと思います。人文・自然が難化と言われていましたが、数ヶ月前にダイナビで勉強した内容で普通に解けたので気になりませんでした。社会科学は簡単で満点を狙える内容だったと思います。

⑵文章理解   9/11 (68分)
時間は掛かるけれど正解は導ける問題といった感想を持ちました。特に現代文は解きやすかったです。英語の並べ替え・空所補充が苦手で2問とも失点してしまいました。

⑶数的処理   9/16 (57分)
残りの時間を使って数的を解きます。時間的に全て解くのは無理なので、簡単そうな問題を選んで解きました。得意の資料で全問解答できて良いスタートをきることができました。国家の数的は難問が多いとよく言われていましたが、今年は判断で基本問題が多く、得点しやすかったです。しかし、数的は時間が無くほぼ解けませんでした。5割取れたので及第点といったところでしょうか。

 

4.専門試験(解いた順)

 

国家一般といえば専門試験ですね。専門の得点に傾斜がかかるので、ここで高得点がとれれば他受験生と差をつけられます。一般的な受験生は9〜10科目程用意するのですが、自分は労基対策に追われていたので8科目丁度しか用意せずに挑みました。

憲法 5/5
少し難しかったと思います。特に表現の自由・労働基本権はマイナー判例や論点が多数ありかなり不安な気持ちで解答しました。

行政法 5/5
簡単だったと思います。行政法は苦手だったのですが、特に悩むことなく選択肢を選べました。

民法I 2/5
戦犯科目です。難問が1つあったものの基本問題も落としてしまっています。得意科目だと過信して裁判所が終わってからあまり触らなかったのが原因だと思います。

民法Ⅱ 5/5
Ⅰとは逆に難化したと言われたⅡは全問正解でした。クイマスはやらなかったのですが苦手ノートの確認はしていたので、基本が曖昧になりながらも難問を解ける知識は維持できていたのかもしれません。

ミクロ経済学 5/5
簡単だったと思います。一見すると難しそうでしたが、計算してみるとなんとかなる問題が多かったです。

マクロ経済学 1/5
大戦犯科目です。テキトーにマークしたわけでなく1番時間をかけて解きました。難問が2つあったので、他3問を全問取るべきところ、計算ミスが多数あり1問しか正答できませんでした。

⑺財政学 5/5
簡単だったと思います。経済事情は予想問題集でかなり勉強したので、全て想定内の問題でした。

社会学 5/5
簡単だったと思います。基本問題が多く、難しめの問題も過去問からの焼き直しだったため、特に悩まず解答できました。初めて社会学で高得点が取れて嬉しかったです。

 

5.論文試験

 (約1200字)

「キャッシュレス化の推進」について出題されました。全く用意していなかった論点でしたが、他の受験生も同様と考え、問いに答えた論理的な文章を書くだけで平均越えできると思いました。問題文や資料を熟読し、それらにしっかりと対応した論述を心がけました。解答している際に、某CMの小栗旬が「お金って何なんだろう」と頭の中で何度も語りかけてきて煩わしかったのを覚えています。 

 

6.国家一般に特化した対策

 

⑴択一式

 

専門の対策で共通するのが、模試や予想問題をやり尽くしたことです。TACとLECの模試と受験ジャーナルの予想問題集を満点が取れるまで解きました。意外と的中します。オーソドックスな参考書を潰した人は、直前期は上記のものと過去問500だけやれば十分にドーピングできます。

・法律
時間がなかったので憲法民法は苦手ノートの確認だけ行い、苦手な行政法だけ過去問500を解きました。試験後に聞いた話では憲法民法も過去問からの焼き直しがあったそうなので、時間をつくって過去問500等をやるべきでした。

・経済
クイマスの苦手問題だけ解きました。ミクロは受験ジャーナルの予想問題が1つ的中していたと思います。過去問の焼き直しが多いらしいので、時間があれば過去問500等をやるべきでした。

・学系
過去問500を解きました。苦手な社会学を短時間で得点源にするには、国家の過去問に慣れるべきだと考えたからです。本番は過去問500と同じひっかけがでたため、結果的にクイマスのつまみ食いと過去問500だけで満点をとることができました。

・教養
特にしませんでした。なぜなら、国家の教養は難しく対策しても得点に直結しにくく、また、専門で得点できれば1次通過は可能だからです。オーソドックスな参考書をやるのみで、その他の時間は専門に費やしました

⑵論文式

 受験生の悩みの種ではないでしょうか。特別区と異なり対策不要と言われているが、本当にそうなのか?自分は足切りになるのでは?と不安になります。実際のところ採点が甘いのでよっぽどのことがない限り足切りにはなりません。もちろん論文が苦手な人は過去問や模試を解いて論述の方法を獲得する必要がありますが、他試験で論文対策をした人は準備しなくて良いと思います。
自分は模試の復習だけを行いました。

 

以上で終わります。

最後までご覧いただきありがとうございました。