公務員試験_受験体験記

公務員試験&行政書士の対策法まとめ

埼玉県庁(筆記試験)

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庁舎微妙



こんにちは。

今回は、地方上級(埼玉県)の筆記試験について書いていこうと思います。埼玉県は関東型の問題なので、他の県庁でも関東なら同じ問題形式で出題されます。(たしか、神奈川だけ専門が独自問題)
地上は試験問題が回収され過去問が少ないため、謎多き試験です。自分がどのように受験したのか、当日の流れ・解いた感想・対策の順に書いていきます。

結果 
教養 67/100 (おそらく27/40)
専門 77/100  (おそらく31/40)
1次順位 59位 (1251人中)

論文 58/100 ※2次試験で受験

 

1.会場

 

伊奈学園総合高校

受験者全員が伊奈学でした。朝4時起きで2時間かけて会場へ行きます。駅から15分ほど歩きました。たしか上履き持参です。1000人以上受験するのに受付が2箇所しかなく、かなりの時間待たされました。早めに席につきたい方は、受付時間の30分以上前に並ぶことをお勧めします。

 

2.スケジュール

 

・受付 8:30〜9:30
・教養 10:00〜12:00
(休憩)
・専門 13:00〜15:00

 

3.教養試験(解いた順)

 

教養は簡単だったと思います。今までの試験と比較するなら、地上≦特別区<裁判所≦国Ⅱ<国専です。特別区の試験から教養はほぼ触れてこなかったので流石に太刀打ちできないかと思いきや、基礎問題ばかりで並程度に得点できました。

⑴知識分野

全て基礎問題といった印象を受けました。選択式のため、わかる問題だけつまみ食いしていきました。時事は少しクセのある出題だった気がします。

⑵文章理解

ダントツで簡単です。文章量・内容ともに他試験種と比べ物にならないくらい簡単なものでした。おそらく満点が取れていたと思います。

⑶数的処理

こちらも基本問題が多かった印象です。しかし、数的処理はしばらく勉強していなかったため、基本公式が所々抜け落ちており、失点がいくつかありました。しっかり勉強している人なら8割狙える問題だと思います。

 

4.専門試験

 

難しかったです。法律・学系は国専と同程度の難易度だったので解けましたが、経済学はかなり難しく国家一般以上の難易度だったと思います。
社会政策は労基で軽くやっていたので解けるかと思っていたのですが、選択肢が絞れず勘で解答しました。
国際関係は勉強しませんでしたが、たまに知ってる知識がでたのでつまみ食いしました。

 

5.論文試験

 

「スマート社会の推進」について出題されました。この論点は準備していなかったのですが、国家一般で出題されたキャッシュレス社会との類似論点だと思ったので、それを地方自治体を意識して論じました。字数は1100字丁度で論理的に書けたため高得点かと思ったのですが、点数は58点でした。スマート社会は埼玉県の重点課題であるため、既存政策に沿った論述をしていれば高得点が取れたのかもしれません。

 

6.埼玉県庁に特化した対策

 

⑴択一式

特に行いませんでした。国家と地上の間に裁判所の面接があり筆記対策の時間がなかったこと、これまでの試験で点数が取れているため追い込む必要はないと考えたことの2点が理由です。また、埼玉県の1次ボーダーは5割台と低くいため、筆記は足切り回避のみで配点が高い面接に全振りした方が効率的に最終合格できると考えました。

経済学が難しく過去問500等で演習が必要とよく聞きましたが、他の科目の基本問題ができれば6〜7割とれるので、あえて地上に特化した対策はしませんでした。第一志望で時間がある方のみ過去問500等で演習することをお勧めします。

⑵論文式

地方自治体意識かつ埼玉県の特徴に言及した論文を書くために、埼玉県の政策を調べました。「知事の部屋」というブログに政策の紹介がされているので、それを印刷してマーカーや書き込みをしながら読み込みました。また、五ヶ年計画を購入して軽く読みました。五ヶ年計画は箇条書きに近いため、知事のブログの方が分かりやすかったです。しかし、上田知事が退任して、もしかしたらブログがなくなってしまったかもしれません。その場合は、埼玉新聞や県議会議事録(特に予算決定の2月頃)に政策がわかりやすく書いてあるので、そちらを見て対策することをお勧めします。友人はほぼ対策せずに受かっているので、対策必須とまでは言いませんが、自治体・政策知識は面接にも活かせるため、ここで一度調べることをお勧めします。

自分が確認した過去の論文試験は、過去2〜3年の予算案重要政策から出題されていたので、そちらも新聞等でチェックしてみてください。

 

以上で終わります。

最後までご覧いただきありがとうございました。