特別区(筆記試験)
こんにちは。
今回は特別区の筆記試験について書いていきたいと思います。当日の流れ・解いた感想・特別区対策の3つを順に書いていきます。
まず最初に、結果だけ載せておきます。
択一式 65/80 (教養32/40 専門33/40)
論文 ◯ (7割〜8割か?)
1. 会場
東京都市大学
家から一番遠い会場だったので、会場はランダムに割り振られているかもしれないですね。駅から徒歩15分も歩きます。会場までの間にコンビニがあったのでお昼を購入して行きました。キャンパスは非常に綺麗で過ごしやすかったです。ただ、試験中に頭がボーとするほど教室内が暑かったので、服装には注意が必要でした。
2. 当日の時間割
・教養試験 9:50〜11:50
(休憩)
・専門試験 13:00〜14:30
(休憩)
・受験者カード 14:50〜15:10
・論文式試験 15:10〜16:30 ※休憩なし
3. 教養科目 (解いた順)
教養は満足のいく点数でした。今までの模試と比較してかなり点数UPできました。
⑴ 知識分野 11/12 (15分)
まず最初に知識分野から解きました。文を軽く読んで知識を吐き出すのみで脳への負荷が軽いため、知能系前のウォーミングアップに丁度良いと思ったからです。時事のヤマ貼りが当たって嬉しかったのを覚えています笑。目標の10/12を上回ったので満足でした。
特別区時点での参考書進度
・ダイナビ 10周(読むだけ)
・時事問題集 4周
⑵ 文章理解 8/9 (40分)
次に文章理解を解きました。易問3分・並問5分・難問6分の目標時間を定めて解きました。イチローが難問でTwitterが炎上していましたが、自分はそこまで悩まず正解できました。本番に焦るといけないので、文章理解で2択から絞れなくなった時の対処法は予め考えておいた方が良いです。あと、英文のことわざ問題が削除されていて驚きました。自分はコスパが悪いからと無対策だったので良かったのですが、教室に直前までことわざ表を見ていた人がいたので心が痛かったです。目標点数に丁度乗れたので良かったです。
特別区時点での参考書進度
・core1900 4周(音読)
・target1900 3周
⑶ 数的処理 13/19 (65分)
最後に、残りの時間全てかけて数的処理を解きました。時間切れ対策として、資料→判断→数的と得意な順で解いていきました。特別区の暗号は捨て問だと言われていますが、自分の年はたまたま簡単だったので正解することができました。労基の勉強で忙しく4月からほぼ勉強していなかったのですが、目標の6割を超え、7割弱得点することができました。
特別区時点での参考書進度
・判断・数的ザベスト 5周
・資料ザベスト 3周(level8まで)
※解答用紙に学部等を書くアンケートがあります。自分は回答を忘れてしまい失格になるのではと震えていましたが、合格したので特に問題なかったのだと思います。
4. 専門科目 (解いた順)
専門は失敗でした。教室が暑く頭が回らない中で最初の問からつまづいてしまい、パニック状態で解き続けたのが1つの原因です。一応8割は超えたものの、今までの模試よりも低い点数をとってしまいました。
⑴ 法律科目 14/17(憲3/5,民7/7,行4/5) (40分)
目標は18点でした。LEC模試で法律20/20点取っていたこともあり、完全に油断がありました。憲法は3月から弱点ノートの確認しかしていなかったため基礎知識すら抜けがある状態になっていました。民法は得意だったのですが難問があり高得点はとれませんでした。法律科目で想定外に時間を取られてしまった上、メンタルもやられます。
特別区時点での参考書進度
・憲法・行政法クイマス 3周
・民法クイマス 4周
・各科目弱点ノート 3〜5周
⑵ 経済学 6/8(ミクロ3/4,マクロ3/4) (30分)
目標は8点でした。経済には苦手意識があったものの勉強量は確保できていたので、特別区程度なら8割取れるだろうとたかを括っていました。結果はご覧の通りです。パニック状態で解いたため、計算ミスを何度もしてしまいました。中には5回も計算し直したのに単純な掛け算ミスに気づけず、結局答えに辿り着けなかった問もありました。メンタルって本当に大事ですね。
特別区時点での参考書進度
・ミクマク クイマス 4周
⑶ 学系 13/15(点数失念...) (20分)
微妙な点数ですが、自分的には満足のいく点数でした。模試とクイマスの直前復習問題・特別区問題のみで対策し、当日もたった20分で解いたため、学系の記憶はほとんど残っていません笑。
特別区時点での参考書進度
・各科目 クイマス 3周
5. 論文
ドンピシャではなかったものの用意していたテーマから出題があったため、満足のいく答案が書けました。
⑴ 答案構成 10分
論文の方向性を間違えてしまうと一発アウトなので、問題文の精読・答案構成には時間をかけました。周りの受験生がペンを急がせる音を聞きながら、念入りに答案構成を行いました。
以下、実際の答案構成
1. 方向性
外国人を地域で受け入れる体制構築
2. 課題
①街の多言語化が不十分であること(五輪意識)
②地域住民の理解が不十分であること(共生意識)
3. 施策
①・多言語化の推進、易しい日本語
・災害時の対応 マニュアル化 QRコード
②・相互理解を深める会の実施
・区の広報誌で周知をしていく
⑵ 起案 65分(5分余り) 約1500字
後は、時間内に書ききれるかの勝負です。最初から最後まで一貫した主張を崩さないように意識しながら、答案構成を深掘りするように文章を書いていきました。うろ覚えなのですが、インバウトと共生の両面から書かなければいけないところ、共生に絞った答案を書いてしまった人が多かったみたいです。
6.特別区に特化した対策
⑴ 択一式
過去問の焼き回しが多い試験種ですので、過去問を10年分程やるべきです。しかし、自分は急遽志望した労基の対策に追われとにかく時間がありませんでした。過去問は一切触れず、TACとLECの模試の復習のみを行いました。点は取れたので問題集だけでも対応は十分に可能と言えますが、第一志望の人は過去問もやるべきだと思います。
⑵ 論文
決して軽視してはいけない科目です。おそらく択一式に近い点数が配分されており、論文が合否を大きく左右します。
論文に関しては、1月からコツコツと対策していたため万全な状態で望めました。予備校の単科講座を受講して10通程を起案し、添削を受けました。4月後半からは、修正した答案をひたすら読みました。複数回起案して文章を書く力は身についたので、全文を暗記するのではなく、文章の大まかな流れだけを暗記して細部は読むだけという復習をしていました。書いた答案は、後日ブログで上げる予定です。
以上で、特別区の筆記試験について終わりにします。
ご覧頂きありがとうございました。